お話の、あるところ。

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竹の子書房用:黒実 操

聞き書き曲馬団

 ひとつ、お話をしましょうか。
 あなたの好きそうなお話を。
 目無し娘の思い出です。
 昔々の、わたしがまだ子供だった時分。
 生まれ育った村に、見世物が来たことがあるのです。相当鄙(ひな)びた村だったので、そういうものが訪れたのは、わたしが知るに初めてのことでした。
 どういう伝手(つて)だったのかは知りません。
 何しろ、女子供ばかりじゃなしに、大の男や年寄りまでが、おおはしゃぎしたものです。
 わたしも浮かれて、村中を踊りまわっておりました。
 そこで、何がきっかけだったか忘れましたが、妙な言葉を聞きつけたのです。
 めんないさん、という言葉でした。
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竹の子書房用:黒実 操

 近江貞良の話 ――邪姫降誕――

【はじめに】
イラストレーター酒井康彰さんの絵画作品、クトゥルー神話のクティーラをモチーフにした『――邪姫降誕――』に触発されて書いたお話です。
酒井さんのご厚意で許可をいただきまして、物語の一番最後にその作品をアップしております。
ブログの仕様により、作品の右側がわずかに切れております。画像をクリックしていただくと、完全なクティーラちゃんをご覧いただくことができます! どうぞご堪能ください。

クトゥルー神話、クティーラをご存じない方にも読んでいただけると、嬉しいです。
ちょっぴりクティーラちゃんのことを、ぐぐっていただけますと、より楽しんでいただけるかもしれません。


それでは下記より始まります!


***************************************************

お知らせ

お知らせ等。

更新情報等


2012年06月26日 時雨

2012年06月14日 古城の怪異〈6〉 三章 晩夏――2/2
2012年05月25日 古城の怪異〈5〉 『三章 晩夏』――1/2
2012年05月15日 見えない花
2012年03月15日 骨
2012年02月25日 古城の怪異〈4〉 二章 その夏(――3/3)
2012年02月13日 煙草を買いに行きましょう
2012年02月05日 彗星
2012年01月19日 古城の怪異〈3〉 二章 その夏(――2/3)
2012年01月01日 古城の怪異〈2〉 二章 その夏

竹の子書房用:黒実 操

子買双紙  著:黒実操




 ――お伽噺(とぎばなし)



 キヨは記憶を巡らせる。
 いつが最初だっただろう。
 ――夜中に目が覚めたとき、母が隣に寝ていなかったのは。
 ――夜中に目が覚めたとき、母が咽(むせ)び泣いていたのは。
 ――夜中に目が覚めたとき、母が――母が――。
 キヨの気管が、ひゅっと鳴った。
反射的に喉元に掌(たなごころ)を向ける。しかしその皮膚に触れることは躊躇(ためら)われ、ようよう、その手を下げた。
 見れば、爪が伸びている。
 どうして――こんなに爪が伸びているんだろう。
  

読みきり作品 吉野慧

投稿作品『時雨』 著者:吉野慧

 汚い茸や筍が散らかされて、草木がすすり泣く寂しい山道を下って村まで戻ってみると、やはりわたしの家だけ雨が降っていなかった。

この村は、どこもあばら家のようなものである。
薄い板を貼りあわせた、山奥の川に打ち捨てられた木箱のようなものなのだ。
疾風がまけば、すぐに尾根を越えて、それぞれが悲しそうに遠くへばら撒かれてもおかしくはない。

プロフィール

黒実 操

Author:黒実 操
「竹の子書房」に参加中。
www.takenokoshobo.com/index.php
無償版電子書籍がたくさん!

管理人ツイッター
http://twitter.com/kuromimigen

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