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『夢見る病気』豊原ね子

投稿作品『夢見る病気』〈6〉 著者:豊原ね子

第一章 Deus ex Machina(第一枝 冬) 第三話――1/2
  
  第三話 約束

 ―1―

「私ね、パジェットのお父さんに会ったよ」
 乙葉が言い出した。二人の休暇が重なった、珍しい日だった。狭苦しいキッチンで、乙葉は朝食の手を止めて、パジェットを見て笑っていた。
「なんだって?」
「夢だけどね」
「――ンだよ」
 食パンにジャムを塗りながら、他愛の無さに笑う。
 狭いが日当たりはよかった。まだ朝早い時間だというのに、暑くなり始めている。アイスティーのグラスに浮いた結露が、眩しいほど輝いていた。
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