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読みきり作品 吉野慧

投稿作品『すなのつわもの』 著者:吉野慧

 彼らはあまりにも疲れていた。何日にも続く行軍にも疲れていたし、何よりも上級兵の怒号に疲れていた。
砂の混じった風が通るような不毛の大地を、何の不平不満も言わず歩き続ける事など、新兵にとっては耐えられることではなかった。
しかし、下手に言葉を発しても、残るものは、殴られて我が口腔から吹き出る血の味と、じゃりじゃりとした気味の悪い砂の感触だけだった。
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