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『夢見る病気』豊原ね子

投稿作品『夢見る病気』〈33〉 著者:豊原ね子

夢見る病気〈33〉 第三章 Utopia(第七枝 夏) 第四話 神話の子 ――1/2

 第四話 神話の子

 ―1―

 熱風が肌を焼く。月だけが照らす中、パジェットはその男に歩み寄った。
 ミナシキは身を引く。
 再び膠着が訪れた。
 パジェットが歩を詰めた分だけ、ミナシキは目をそらさず、後ずさって距離をあけた。
「まあ、なんだ」とりあえずパジェットは話しかけた。「入るか? 何も出せねえけど」
 北部郊外からここまで歩いて来たのだろうか。結構な距離がある。市街を突っ切って最短距離をとったにしても、徒歩で気軽に来れる場所ではない。
 パジェットはつとめて優しく、ゆっくり語りかけを続けた。

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