お話の、あるところ。

スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

竹の子書房用 とよね

竹の子書房用【絵が先 百合の雪】参加作品 百合の雪〈5〉 著者:とよね

百合の雪〈5〉 三章 寒い星、忌み星(――2/2)


 ―4―

 石廊を走り抜け、木の扉の閂を外した。外側から、風が扉を押していた。強引に開けると、吹雪が顔を打った。
 夕暮れ、暗雲のはるか向こうに、光る塊が落ちていた。それは明かりを点す居住塔群であり、天を衝くほどのシラユリ機構、そして都市を網羅するケーブルバスの、蜘蛛の糸のような光。
 信じられないほど屋敷の奥深くに、セイジは迷いこんでいた。
 Winter-Lilyがどれほどの大きさの機械か、セイジには見当もつかない。小さなものとは思えないが、それにしても、これほど広大な屋敷を用意しなければ隠し切れないほどのものなのか。
プロフィール

黒実 操

Author:黒実 操
「竹の子書房」に参加中。
www.takenokoshobo.com/index.php
無償版電子書籍がたくさん!

管理人ツイッター
http://twitter.com/kuromimigen

最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード

Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。