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竹の子書房用 とよね

竹の子書房用【絵が先 古城の怪異】参加作品 古城の怪異〈5〉 著者:とよね

古城の怪異〈5〉 『三章 晩夏』――1/2

 0.承前

 目を覚ます。
「ママ?」
 固いベッド。薄い毛布。起き上がった子供は混乱する。僕は――私は? 私? いいや、僕だ――僕は誰だ?
「ママ」
 空と窓とを隔てる木々が、強風にざわめく。木の葉の影が激しく揺れ動く。そうだ、この音で目を覚ました。木々の声、丈低き夏草のさざめきと、それを踏み分ける足音。
 ママが帰ってきた! やっと帰ってきたんだ!
 子供は部屋を飛び出す。
「ママ!」
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